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2009.06.23

“うわさの首使い”クインオブクイン

 6月22日の最終レース、笠松からやってきた快速馬クインオブクインが転入初戦を見事に逃げ切った。東海地区の重賞8勝、2005年船橋のGIIIクイーン賞2着、2008年川崎のGIIエンプレス杯3着は、まごうことなく全国区の実績、前日の重賞みちのく大賞典組に入っても争覇圏の実力馬であることは間違いない。

 そのクインオブクインの初見参のレース、まずスタートが早かった。ポンと出てひとノシ、あっという間にハナを奪ったスピードに関心させられた。
 ん、つまづいた?一周目第4コーナーから正面スタンド前にきたクインオブクインの走りがぎごちなく見える・・・・・・。首が不自然に上下しているではないか。折り合いは?と見ても、とくにかかっているわけでもなく、鞍上の村上忍騎手とケンカをしている様子もない。“なんなんだこの首使いは”と思いつつ、向こう正面までこの牝馬の走りは変化が無かった。
 良く見れば不規則ではない。小さくうなづいた後、つぎはぐっと首を下げるしぐさだ。字で書けば、グッ・グーゥ、グッ・グーゥという感じだ。どうやらこれがクインオブクインのくせのようなのだ。聞けばこの馬の独特の首使いはけっこう有名とのことだが、はじめて目の前でみて不思議な感覚におそわれた。

 首使いのきれいな馬といえばナリタブライアンなどが代表で、走りにあわせて自然にリズミカルに首を使った。若い頃のトーホーエンペラーにも同じリズムを感じたものだ。全般に首の低い馬は、陸上の短距離選手のフォームのようでスピード感にあふれる。岩手ではサカモトデュラブがそうだった。
 そのどれにも当てはまらない首使い・・・・・・。

 だが勝負所の第3コーナー、その動きが消えた。後続馬が差をつめ始めると“普通”の首使いに戻り加速を開始。最後の直線はそのままのフォームで逃げ切った。
 推測だが、独特の首使いは馬がある意味「遊んで」いるのかもしれない。馬成りで走っていいときには自分のリズムを大事に走り、それっ!というときにはガッチリはみがかかって普通のフォームになるのではあるまいか。そう思わされた。

 それにしても個性的、かつ強力な牝馬がやって来たものだ。もともと母系は社台の根幹牝系のファンシミンの一族、スジの通った血統馬だ。7歳ながら力の衰えは全く無く、初戦を終えた段階で年度代表牝馬級の活躍を期待してよさそうだ。みちのく大賞典で復活の気配をみせたサイレントエクセル、去年の代表馬ジュリアらとの対決はもちろんだが、一線級牡馬との対戦、グレードレースへの挑戦も楽しみである。

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