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2007.12.16

  真冬のコース整備は不眠

 今年も厳しい冬のシーズンに突入した。
 去年は暖冬で雪も少なかったが、今年は一昨年並みに早い冬がやってきた印象だ。今のところ競馬の開催に影響は出ていないが、これからはコース整備に携わる人たちは気の休まらない日々が続く。

 数年間、ラジオ番組(IBCラジオチャリティミュージックソン)の早朝リポートを水沢競馬場からおこなった経験があるが、実に厳しい仕事だと感じたものだ。
 専門の気象システムからピンポイントの情報を収集、天候の急変に備え効率的な作業を行うわけだが、いかにシステムを整備しても実際に作業を行うのは担当者、つまり人間の仕事だ。

 雪が降れば除雪、気温が下がれば凍結防止。言うのは簡単だが、深夜気温がマイナスとなる中、早朝の調教・午前中から始まるレースに支障が出ないようほぼ不眠でコースの整備・維持を行うのは生易しい仕事ではない。
 凍結防止剤に頼りたくても馬の蹄をいためるためにそうそう多用は出来ない。シャーベット状に凍る走路をトラクターによるハローがけで撹拌し、固く凍ってしまわぬように作業を続けるわけだ、気象状況によっては徹夜の重労働になる。

 仮眠室の脇ではストーブが焚かれ、ストーブの上にはお湯を張った鍋が乗せられ、缶コーヒーが温められている。側にはようやく乾いて出番を待つ長靴や手袋が並ぶ。下がり続ける気温との戦いを止めないトラクターの大きな音が窓越しに聞こえてくる。・・・そんな休憩室の情景と、一歩外に出た時に感じた刺すような寒さは忘れられない。

 無駄ははぶかなければならないが、削れぬ努力の支えがあってこそ成り立つのが競馬という遊びでもある。

 ファン側と、主催者側が隔離されがちな中(公正にかかわる部分で隔離すべき所は当然あるのだが)机上ではなく実際に競馬を支えている人たちに「お疲れ様です」と声をかける機会がもっとあればと思う。調教見学を兼ねた「深夜作業見学ツアー」でも企画できないものだろうか。
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