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2009.10.15

名勝負!南部杯

 まず訂正から。前回のブログで4頭のGI馬が揃ったのは初めてと書いたが、これは誤りで、2000年(第13回)にはウイングアロー・タイキヘラクレス・ファストフレンド・インテリパワー・ワールドクリークの5頭が勢ぞろいしていた・・・(汗)。(教えて下さったケイシュウ深田さん、ありがとうございました)

 前記、群雄割拠の13回とはおもむきが違った第22回の今年。伸び盛りのJRA4歳2騎、サクセスブロッケンとエスポワールシチーの対決という興味に加え、ブルーコンコルドによる同一GI4連覇の偉業なるかという話題もからんで、「行ってみたい、見てみたい、買ってみたい」意欲の湧くレースになったように思う。
 混戦の中でどれが勝つ、というより上位伯仲の頂上決戦。レースの焦点がこれほど明確な南部杯ははじめてだったかも知れない。参加馬の質を考えれば、現時点でのダート日本一決定戦と言っていいメンバーが揃った。

 えっ?エスポワールシチーのほうが人気なの?前日売りの単勝オッズを見て意外に思ってしまった。フェブラリーステークスの直接対決で勝ったサクセスブロッケンの1番人気を予想していたが、休養期間の長いブロッケンが若干敬遠されたのか、あるいはかしわ記念で差し脚を身につけたエスポワールの進境度が評価」されたのか。2頭に比してブルーコンコルドは離れた3番人気、興味の軸が「一騎打ち」に絞られつつあるなか、当日を迎えた(最終的にはサクセスブロッケンが逆転1番人気)。

 パドックで+14キロのエスポワールシチーは立派に見える。対照的にサクセスブロッケンは-2キロ、重め感は無い。それにしてもうっとりとするような見事な馬体だ。(馬券は前売りでブロッケン頭でエスポワール・コンコルドへ流した馬単を購入していた。)もちろん他の馬も仕上げにぬかりは無く、さすがGIのパドックと思わされた。

 どの馬が先手を取るのか?有力馬の位置取りは?型通りの展開予想が不要だったと気づかされたのはゲートが開いてすぐだった。極々自然にハナに立ったのは3番エスポワールシチー。そしてマークに出た6番サクセスブロッケン。ああ、これは完全に一騎打ちだ!かつての有馬記念のトウショウボーイとテンポイント、岩手競馬の記憶を辿ればマツノテンザンとベストライデンオー、ワダリンホーとコウギョウハンター、の様に他の馬とは関係なく、「最初から最後まで相手は1頭」という競馬が始まった。
 
 先に手が動いたのはサクセスブロッケン、3・4コーナー中間過ぎ、早くもムチがとぶ。レース前に見せたテンションの高さがほんのわずかな能力の消耗につながったのか、ずっと1馬身圏内だったエスポワールシチーとの差が広がりだした。とはいえ、3番手を進むメイショウバトラー、4番手ブルーコンコルド以下の中央勢にも前を追う脚は無い。はるか後方でただ一頭、岩手のマヨノエンゼルが上昇を開始したが、優勝争いに届く距離では残念ながら無い。
 残り200m、勝負は決した。最後の坂を上りきったエスポワールシチーは、余裕さえ感じさせるフォームでゴールを駆け抜けた。最後はあえいだサクセスブロッケンも2着を確保。大歓声の中、2番人気~1番人気の決着だった。一騎打ちを制したエスポワールシチーは現時点でのダートの王座についたのだ。

 レコードにわずかコンマ3秒差の1分35秒4での決着、特別軽かったわけではない馬場状態を考えればこれは大変優秀なタイムだ。早めに3番手につけた武豊騎乗のメイショウバトラーが3着、これはさすがの騎乗だった。上位5頭までJRA勢が駆け抜けた後、地方勢最先着はマヨノエンゼル。1分38秒台をマークしての6着、水をあけられたとはいえ誇っていい成績だ。あと1頭のGI馬ボンネビルレコードは直線着外に沈んだ。去年までの中央競馬5頭枠であれば入着を果たしていたのだから。

 どこか飄々とした風情の佐藤哲三騎手のインタビュー。「盛岡は大好きなコース、また冷麺をたべに来たいと思う」とのコメントを信じたい。次に見るときにエスポワールシチーはどれほどの存在になっているのだろうか、片や一敗地にまみれたサクセスブロッケンにも、雪辱の舞台にもう一度盛岡を選んで欲しい。名勝負の第一幕は終わったが次を大いに期待したい第22回南部杯だった。
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Posted at 10:03 | 岩手競馬 | TB(0) |
2009.10.04

GI馬4頭の南部杯

今年の南部杯は、史上最高のメンバーによって争われる。
・南部杯4連覇がかかるブルーコンコルド
・ジャパンダートダービー・フェブラリーS優勝のサクセスブロッケン
・南関東を舞台としたGI競走2勝ボンネビルレコード
・今年5月のかしわ記念馬エスポワールシチー
以上、4頭のGI優勝馬が参戦してきたのだ。

 岩手競馬で、同じ競走にGIホース4頭が集うのは、かつてのダービーグランプリやJBCを含めて今回が初めてである。過去では2001年南部杯にウイングアロー・アグネスデジタル・ゴールドティアラ、2003年南部杯にアドマイヤドン・イーグルカフェ・アグネスデジタル(後にGIを勝つスターキングマンも参戦した)のそれぞれ3頭が最多の記録だった。
 4頭あわせたGIの勝ち鞍12、全出走馬の獲得Gレース30もそれぞれ最多で、掛け値なしに史上最高メンバーと言える。

 この驚くべき数字の積み重ねはすべてJRA所属馬であり、今年から出走枠が5から6に増えたことも遠因の一つだろう。秋~冬のGI路線に照準をあわせる中央競馬の強豪がこぞってシーズン初戦に選ぶ競走―南部杯の性格付けがはっきりしてきたともいえそうだ。

 中央勢1頭を負かしただけでは掲示板にも載れない、となると地方競馬組みにはきつい条件だ。自場に適格なレースの多い南関東勢が参加せず、遠征組みではクラスターカップ5着のリワードパットンがいる程度。となれば、ここはやはり地元岩手勢の頑張りに期待しよう。

 その期待の星は3才のマヨノエンゼル。古馬編入後一段と強さをましている。先行集団についていく脚も見せるようになり、進境著しいものがある。JRAのビッグネーム達に立ち向かう小さなスーパーカーの走りに注目しよう。

 がんばれ!マヨノエンゼル。

Posted at 07:01 | 岩手競馬 | TB(0) |
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