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2008.04.22

激戦の歴史~石桜杯~

 好調馬が揃う中堅クラスの条件特別は時に手に汗握る大接戦となることがある。平年を大幅に上回るスピードで桜前線が北上中のため、今年の石桜杯は花が盛りを過ぎてからのレースになるが、かつてこのレースには、詰め掛けたファンの歓声のボルテージがそれこそ“満開”状態にヒートアップした歴史がある。

 1988年(昭和63年)5月23日、旧盛岡競馬場で行われた第14回の石桜杯は最後の直線、幅16mの直線に8頭が広がっての大激戦となった。
 混戦を抜け出して勝ったのは、カムイシューパールという馬だったが、4分の3馬身差の2着にはウエンパーシアとサンシャインパレスが同着で入ったのだ。
 そして驚くことには前記2頭から頭差でゴールドクロスとモガミハグロが4着同着で続いたのである。同着そのものはそう珍しくはなく、1開催に1度程度は普通にあるが、同一レースで(しかも入着圏内で)2度記録されたケースを他には知らない。

 加えて言うなら、7着までが0秒3差、およそ1馬身半以内の差でゴールになだれ込んだのだ。ゴール直前7頭が横一線、掲示板上に「同」の電光掲示が2つという岩手競馬史上最大の激戦・熱戦だった。
 ただ1頭大きく置かれた馬もレース中はトップ争いに加わっていた。つまり、馬券を買っていたすべてのファンがギリギリの最後まで指名馬の的中を信じてレースを見つめていたわけだ。

 そのとき確か自分は馬券を取れなかったはずだが、半分負け惜しみながらも、残り半分は正直な気持ちとして「実に素晴らしいレースだった、満足できた」と思ったものだ。過去の名勝負を挙げよと問われたとき、思い当たるのはほとんどオープン馬の重賞競走だが、この年の石桜杯は、大レースに混じって思い浮かぶ数少ない条件レースなのである。

“あんなレースをまた見てみたい”、石桜杯の季節になると毎年そう思う。果たして今年はどんな勝負が見られるだろうか・・・期待をこめて見守りたい。
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Posted at 11:55 | 岩手競馬 | TB(0) |
2008.04.12

200戦超馬の履歴

 開幕はトレジャースマイルが明るい話題をふりまいている。
今季初戦は4着も、次走に十分期待を持たせる内容だった。なんといってもまだ3戦、これから若葉の季節を迎える馬、経験を積むたびに強さを身に付けていくことだろう。

 そのトレスマ嬢が走った同じ12日の第2レース、これがデビュー以来207戦目という歴戦の9歳牝馬マヤフェアリーが転入2戦目のレースに臨んだ。2001年兵庫2歳デビュー、園田・姫路で21戦0勝。2002年8月愛知へ移籍、名古屋・笠松で184戦3勝をあげて、この4月から岩手競馬に籍をおくことになった。
 4月5日の初戦、12日の2戦目とも最下位に沈んだが、素直に走る先行馬というイメージ馬で、2戦目は大幅に優勝馬とのタイム差をつめた。いずれ相手次第でうまく逃げられれば……という存在だが、そのタフさには頭が下がる。

 そして、マヤフェアリーの207戦は、筆者が記録をとり始めた昭和55年以降では、文句なく「岩手で走った最多出走記録」だ。

 これまでの記録は岩手184戦のマツリタイザンがトップ。現役では共に中央競馬からの転入馬で、169戦のシデン、165戦のトーコーガリバー等が記録を積み上げつつあるが、200戦の大台を超えた馬の存在は認知していない。(*200戦を超えて岩手で走った古い競走馬の記録をご存知の方がおいででしたらお知らせ下さい)
 全国に目を向ければ上には上がおり、平地競馬では、去年高知で引退したヒカルサザンクロスの266戦が日本記録。第2位が昭和62年引退のウズシオタローの250戦。現役で現在高知にいるダイナブロスが249戦で先輩の記録を追っているが、ヒカルサザンクロス・ウズシオタローは14才、ダイナブロスも12才で到達した記録、マヤフェアリーの9才春時点での207戦は驚異的な数字とも言える。どこまで記録を伸ばせるか、馬券をはなれて応援したいと思う。

 この馬を応援したい理由がもう一つある。マヤフェアリーは岩手ゆかりの血統馬なのだ。祖母のベストスティールは1983年岩手デビュー、5歳まで走って55戦5勝を上げたが、南部駒賞2着・野菊賞3着、と2才戦で活躍した故・佐々木豊厩舎所属の素質馬だった。孫のマヤフェアリーは、縁あってご子息の佐々木恒厩舎に入ったわけだが、無事是名馬を地で行く存在として競走生活を全うして欲しいと願うものだ。
Posted at 19:22 | 岩手競馬 | TB(0) |
2008.04.04

トレジャー神社へ行こう!

 2008年度の岩手競馬がいよいよスタートする。
例年にくらべて春の足音も高く、うきうきした気分で春競馬を楽しめそうだ。

 気候のせいばかりではなく、ここ数年、「競馬」をやれるのかどうかで関係者もファンも俯いてシーズンインを待っていたのに比べれば、今年は普通に開幕を待ち遠しく思っている気がする。

 だからといってすべてが好転するわけでは無いだろうが、先月30日のグランプリ表彰式の盛況ぶりは、なんとも頼もしく思えるものだった。
 心配があるとすれば「のど元過ぎればなんとやら・・・」で、物事が停滞してしまわないかという点だが、そう言ってはいられない。
 どうすれば岩手競馬をずっと楽しんでいけるようになるのかを、真剣に考え続けていかなければ・・・・

 と、眉間にしわを寄せてしまいがちなところに、「やるじゃないか!」とおもったのが“トレジャー神社”の設置だ。
 これは面白い。 誰もが微笑む額にハートのマークのトレジャースマイルはたった2度の出走で全国区の知名度を得た。多くのファンが彼女を応援したい気持ちを持っているわけだが、馬券を買う、写真を撮る、グッズを買うという方法に加えて、「幸せを願う暖かい気持ちを託すことで応援出来る」という点で、トレジャー神社のアイデアはさらに多くのファンに訴えるものだと思う。
 勝った人・撮った人・買った人、は結果みなそれぞれに嬉しいとして、願う・祈るという行為が、結果はともかく行為それ自体に意味がある分、人が集まるモチベーションとして、「神社」はより高いものを持つと思えるのだ。
 
 様々な期待を背負わされるご本尊の事を思えば心苦しいが、額に星を持つトレジャースマイルに「がんばれ岩手競馬」の願いもかけてみたい。
Posted at 13:46 | 岩手競馬 | TB(0) |
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